英語を学びたいという人が増え、子供から大人まで幅広い年代の方々が英会話教室に通っていて、英会話講師の需要も増えてきています。
そんな英会話講師の年収はどのくらいなのでしょうか。
この記事では、「英会話講師の年収相場」「年収を上げるためにやるべきこと」などについて紹介していきます。
記事の最後に、英会話講師になりたい人向けに、英会話講師がどのような仕事か紹介していますので、そちらもご覧下さい。
目次
閉じる月収16万円〜50万円前後です。 このポジションはレッスンだけではなく、英会話教材の開発、カリキュラム作成、部下に当たる英会話講師の指導など、マネジメント業務も行います。
月収16万円〜25万円前後です。 正社員を目指す前に契約社員を雇う所が多いです。基本的に一定人数の自分のクラスを受け持ちます。
時給制1200円〜5000円前後です。 基本的に生徒が多い時間帯、平日の夕方、週末などに勤務します。人気のある講師ほど多くのクラスと生徒を受け持つので、年収も比例して上がります。
完全歩合制です。生徒の人数で給料が変動します。子供相手のレッスンだと生徒の年齢が上がるほど単価が上がります。
レッスン料金の相場はグループレッスンで一人当たり1時間1000円〜3000円、個人レッスンで1時間2000円〜5000円が相場でしょう。
TOEICや英検など英語テストの対策・勉強をして、スコアアップを目指す事で昇給につながる会社は多く存在します。
また、ワークショップやセミナーに参加し、現場での新しい教授法や教育事情などをアップデートする事で、レッスン内容の向上と、生徒数の増加を図る事が出来ます。
日本に住んでいると本物の英語から離れがちになりますが、そうならない為にも、英語の本を読んだり、洋画を見たり、英語のネイティブスピーカーと話す機会を常に持つ事が大切です。
「こんな物で良いだろう」と自己過信してしまうと、英語力が向上しないだけではなく、本来英会話講師として自分が何を生徒に日頃から伝えたいか、何の為に教えているのかという事を忘れがちになります。
自分の向上心の持ち様で、英会話講師の生徒数＝年収は大きく変動します。
他の英会話講師とは一味も二味も違うという所を証明し、より多くの生徒と保護者の方々から支持される様に、英語力に磨きをかけ、向上心を持ち続け、目的意識をしっかりと持つ事がとても大切だと思います。
義務教育に英語が導入された時には、保護者の方から様々な質問を投げかけられました。このような場合に備えて、直接現場に影響を与えるような出来事は、常にアンテナを張ってチェックしていなければいけません。
また、英語の本場、イギリスなどで取り入れられているティーチングメソッドもとても興味深いです。英語を教えるプロフェッショナルとして働いているからには、生徒や保護者たちよりも先に情報をいち早くキャッチし、一歩先を進みながらガイドをしていく姿勢を常に持ちたいものです。
ここからは、これから英会話講師になろうとしている人向けに、英会話講師の仕事内容などについて紹介します。
英会話講師とは、生徒たちが英語を楽しく学ぶ環境を整え、英会話がスムーズに出来るようサポートするお仕事です。
大人に教える場合は生徒一人一人とカウンセリングをした上で、レベルを見極め、目的を設定し、それを目指して教えていきます。大人の場合は、英語ができるようになりたい「理由」が必ずあります。
仕事で昇給したい、英語でプレゼンがうまく出来るようになりたい、海外留学・海外旅行でスムーズな英会話がしたい、など十人十色の将来の展望があります。
子供相手の場合は、大人とは全く違い、レッスンを受けている理由が外的なものです。「親がやってみたらと言ったから。」と、ほぼ全ての子ども達が口を揃えて言います。
時には、「英語はやりたくないけど、親がやれって言うから仕方なくやってるだけ。」と言う子も沢山います。このように親がレッスン費を支払って、子供はなんとなくレッスンを受けていると言う場合、一番に強化したいのは子供との信頼関係です。
出来るだけ子供との関係性に重点を置き、最大限能力を伸ばしてあげるために、英語をカリキュラムやテキスト通り教えるだけには止まらず、ゲームや歌、ダンスなど工夫を交えた楽しいレッスンを常に心がけます。
次に重要なのは、保護者の方々との細かなコミュニケーションと信頼関係です。保護者の方からの質問・要望に親身に応えるのはもちろん、レッスン内容や宿題、子供の様子や習得スタイルなど、プロとしての視点から柔軟できめ細やかな会話・対応が大切です。
自分で英語が話せるのと、英語を誰かに教えるのとでは、全く異なったスキルが伴います。英語ができなくて悩んでいて、誰かのアドバイスやサポートが欲しい生徒さん達のために自分には何が出来るのか、常に仕事では考えさせられました。
アドバイスやサポート役、これは英語を教えるだけに止まらず、どんな職場であろうと、様々な業務を同僚や部下に教える場面など、あると思います。そんな時、自分が出来るからと言って頭ごなしに「なんでこんな簡単なこともできないの？」など否定的な態度を取ってしまうと部下・同僚のスキルが伸びないどころか、信頼関係も築く事は難しいでしょう。
相手の立場に立って、できなかった理由を考え、自分だったらこうして欲しいと思うことを相手にする。当たり前の様で難しい事が、講師として生徒の心に寄り添う事で、自然と様々な場面で出来る様になるのではないかと思います。
英会話講師は、自分の売りを何か持っていなくてはいけない仕事なので、ガイドラインに沿った平均的なもの以上を求められます。
なので、自分の得意な事を更に磨いたり、新しい事を学んで新鮮味を出したりと、独創的なアプローチをする場面が多々あります。
失敗も成功の元なので、時にはあまり受けが良くなくて落ち込むこともありますが、自分で作り上げる仕事というのはとても楽しく、もっと良い仕事をしたい、もっと沢山の人に喜んでもらいたいという活力が湧きます。この様な仕事をする人材は英会話講師だけではなく、どの職場に行っても重宝されると思います。
英会話講師は大人を教える場合も子供を教える場合でも、生徒数や働く日数を自分で選べる所が魅力です。
また、毎日同じ事を繰り返しているとすぐに退屈になってしまうと言う人にもおすすめします。なぜなら、毎回レッスンでは生徒達が成長していく姿を見る事が出来ますし、次のレッスンではこうやって教えたらもっと伸びるんじゃないかなど試行錯誤し、生徒達が理解できた時には一緒にその喜びを分け合えるからです。
もちろん、英語が得意な人、英語を話すのが好きな人、留学経験がある人、子供が好きな人、教えることが好きな人に向いている仕事と言えるでしょう。更に言うと、「日本の未来に貢献したい」という強い情熱を持つ人におすすめします。
また、英会話講師として働いた経験をそのまま生かし、次の英会話スクールでステップアップ（昇進）を目指したり、英語を活かせる他の業種への転職、またプライベート英会話スクールを開いて起業する事も可能です。
英会話講師の年収についてまとめました。
英会話講師という仕事は、これからの日本の未来のために、とても重要で、やりがいのある仕事です。
これからこの仕事をしてみようと思っている方や、現在英会話講師として働いている方にとって、何か１つでも役立つ情報があれば幸いです。
最終更新日：2019年6月26日
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