リクルートホールディングスの年収【2024年最新版】(2ページ目)

役員の報酬5億円以上!?競合会社はどこ?選考前に準備しておくべきことは?


リクルートホールディングスの社長や役員の年収

2020年の有価証券報告書を確認すると、報酬が1憶円を超える役員は以下の2名でした。

  • 代表取締役会長 兼 取締役会議長 峰岸真澄氏:5億900万円
  • 代表取締役社長 兼 CEO 出木場久征氏:1億3000万円

またその他の役員の報酬については、社内取締役5名に対して総額13億3400万円で1人あたり26680万円、社内監査役2名に対して総額7900万円で1人あたり3950万円がそれぞれ支給されていました。

社内取締役にも2億円以上の報酬が支給されており、役員報酬の水準は非常に高いと言えます。

現時点では社内監査役の報酬は1億円を超えていないとは言え、コロナ禍であっても事業は順調であるため、近い内に報酬額が1憶円を超える可能性は充分あると考えられます。

競合他社とリクルートホールディングスの年収比較

リクルートホールディングスの競合会社として、トランスコスモスパーソルホールディングス等が挙げられます。

競合会社の年収を見てみると、トランスコスモスは462万円、パーソルホールディングスは638万円でした。

リクルートホールディングスは962万円なので、現時点では競合会社よりも遥かに年収が高いことが分かります。

サービス業界の平均年収558.8万円と比較しても約403.3万円高いことからも、業界内でも高水準であると言って良いでしょう。

現在は新型コロナウイルスの影響によりクライアントである企業の事業環境も変化しているため、業務負荷の削減・生産性の向上を目的としたソリューションサービスを展開しつつあります。

今後ニーズがどんどん高まってくると考えられるので、年収は更に上昇し、競合会社を引き離していくと予想できます。

リクルートホールディングスの平均年収が高い理由

リクルートホールディングスの売り上げ及び経常利益の推移を見てみると、売り上げは2017年で5696.5億円、2018年で5762.4億円、2019年で627.5億円となっています。

また経常利益は、2017年で823.6億円、2018年で4294.3億円、2019年で554.1億円と、売り上げ・経常利益共に2019年に一時的に下降。

2019年から2020年にかけての有価証券報告書を確認すると、やはり新型コロナウイルスの影響を受け海外派遣領域・飲食分野・旅行分野等が減収・減益となったこと等が大きく関係していると考えられます。

しかし一方で有料求人広告利用等の増加により増収している分野もあり、マーケティング活動も積極的に行っているため、収益をきちんと確保できています。

どのような状況下であっても収益を伸ばすために尽力していることが、年収の高さに繋がっていると言えます。

リクルートホールディングスが属するリクルートグループとは?

リクルートグループは、Megagon Labs、ANAじゃらんパック、シーナッツ、フロムエーキャリア、リクルートキャリアコンサルティング等の子会社366社・関連会社10社から構成されるグループです。

グループ企業では、宿泊予約サイトの運営、転職・アルバイト情報サイトの運営、再就職支援等の事業をそれぞれで展開しています。

リクルートホールディングスの採用情報

リクルートホールディングスでは、新卒採用・中途採用がそれぞれ行われています。

募集について詳しく見ていきましょう。

新卒採用

新卒採用では、IT分野及びBUSINESS分野それぞれで以下のコースにて募集を行っています。

入社後の配属職種と併せて確認していきましょう。

IT分野

  • プロダクトグロース:プロダクトマネジャー、UXプランナー、マーケター、プロダクト開発総合
  • エンジニア:iOSエンジニア、Androidエンジニア、Webフロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、インフラエンジニア、セキュリティエンジニア
  • データスペシャリスト:データサイエンティスト、データエンジニア、アルゴリズム系エンジニア、機械学習エンジニア
  • デザイン:デザイナー(UI/UX)、アートディレクター(マーケティング/コミュニケーション)

BUSINESS分野

  • ビジネス総合:顧客接点(営業・キャリアアドバイザー等)、事業企画(事業開発・事業推進・営業企画等)、プロダクト開発総合、コーポレートスタッフ(経営企画・人事・法務等)
  • ファイナンス:経理、管理会計、財務、投資等

それぞれのコースの募集要項には、コースごとのキャリアパスについても詳細に記載されています。

今後自身がどのようなキャリアを形成していきたいのかしっかり考えた上で、コースを選択しても良いかもしれません。

応募する上での必須条件等もコースごとに異なるため、併せて確認するようにしましょう。

選考フローは、それぞれ以下の通りです。

  • プロダクトグロース:マイページの登録→エントリーシートの提出→テスト受験(SPI)→書類選考→面接(複数回)
  • エンジニア:マイページの登録→エントリーシートの提出→テスト受験(エンジニアリングに関するもの)→書類選考→面接(複数回)
  • データスペシャリスト:マイページの登録→エントリーシートの提出→書類選考→面接(複数回)
  • デザイン:マイページの登録→エントリーシート・ポートフォリオの提出→テスト受験(SPI)→書類選考→面接(複数回)
  • ビジネス総合:マイページの登録→エントリーシートの提出→テスト受験(SPI)→書類選考→面接(複数回)
  • ファイナンス:マイページの登録→エントリーシートの提出→テスト受験(SPI)→書類選考→面接(複数回)

また基本的に新卒者を対象としていますが、既卒者・就業経験者も応募することができます。

入社時に30歳以下であることが前提とされているので、入社を希望する方は早め早めに応募するようにしましょう。

中途採用

中途採用では現在、以下の職種の募集が行われています。

  • コーポレート:リスクマネジメント、ファイナンス/アカウンティング/タックス、アナリスト/研究員、IR、人事、広報
  • ビジネス:顧客接点職、マーケティング、プロダクトデザイン、プロダクトマネジメント、コンテンツ企画、プロダクト開発、社内ICT・DX推進等
  • テクノロジー:エンジニア(プロダクト開発)、エンジニア(社内インフラ)、データ

職種ごとに様々なポジションで募集が行われているので、興味のある分野のポジションの募集要項には全て目を通しておくと良いかもしれません。

また、オープンポジションとしての募集も並行して行われているので、職種を決めずに応募したいという方はオープンポジションから応募しましょう。

リクルートホールディングスで求められる人材像

リクルートホールディングスが求める人材像を紐解くため、価値観を確認しておきましょう。

  • 新しい価値の創造:世界中があっと驚く未来のあたりまえを創りたい。遊び心を忘れずに、常識を疑うことから始めればいい。良質な失敗から学び、徹底的にこだわり、変わり続けることを楽しもう。
  • 個の尊重:すべては好奇心から始まる。一人ひとりの好奇心が、抑えられない情熱を生み、その違いが価値を創る。すべての偉業は、個人の突拍子もないアイディアと、データや事実が結び付いたときに始まるのだ。私たちは、情熱に投資する。
  • 社会への貢献:私たちは、すべての企業活動を通じて、持続可能で豊かな社会に貢献する。一人ひとりが当事者として、社会の不に向き合い、より良い未来に向けて行動しよう。

またビジョンとして「Follow Your Heart」を掲げており、これには「一人ひとりが、自分に素直に、自分で決める、自分らしい人生。本当に大切なことに夢中になれるとき、人や組織は、より良い未来を生み出せると信じています。」という意味を込めています。

これらのことからリクルートホールディングスでは、好奇心・創造性・挑戦心を持ち、物事に対して楽しさを見出すことのできる人材を求めていると推測できます。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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