カゴメの年収【2024年最新版】(2ページ目)

ケチャップの国内シェアNo.1!言わずと知れた食品メーカー!企業研究のポイントとは?


カゴメの社長や役員の年収

2019年度の有価証券報告書を見てみると、代表取締役会長の寺田直行氏の報酬は1億1200万円でした。

また、社内取締役6名に対しては総額3億1300万円で1人あたり5216万円、社内監査役1名に対しては3000万円支給されていました。

寺田直行氏の報酬に対して、その他の役員の報酬はあまり高い印象は受けません。

しかし業績も順調であることから、今後その他の役員らの報酬も更に伸びると予想できます。

競合他社とカゴメの年収比較

カゴメの競合他社としては、「デルモンテ」等で有名なキッコーマンや、「理想のトマト」等で知られる伊藤園が挙げられます。

競合他社の平均年収を見てみると、キッコーマンは797万円、伊藤園は566万円でした。

カゴメの平均年収は767万円で、キッコーマンの平均年収にはやや届きませんでしたが、伊藤園よりも約201万円高いことが分かりました。

機能性表示飲料が増えますます波に乗っていることから、今後平均年収が更に上昇する可能性は充分あるでしょう。

カゴメの平均年収が高い理由

カゴメの売り上げ及び経常利益を見てみましょう。

売り上げは2017年では1689.4億円、2018年では1691.3億円、2019年では1420.3億円となっています。

また、経常利益は2017年では116.4億円、2018年では114.0億円、2019年では114.3億円でした。

売り上げが2019年でやや下降してしまいましたが、経常利益は順調に上げることができているため、社員の年収も安定し高くなっていると言えます。

カゴメの事業内容

主な事業

カゴメは、主に加工食品事業、農事業を中心に手掛けています。

それぞれの事業について、詳しく見ていきましょう。

加工食品事業

加工食品事業では、野菜ジュースや乳酸菌飲料、トマトケチャップ、調味料、調理食品等の製造販売を行います。

国内でのシェアは野菜果実ミックスジュースは61.2%、トマトケチャップは60.9%となっており、国内シェアNo.1を誇ります。

「カゴメ野菜ジュース」や「カゴメトマトジュース」等、機能性表示の効果もあり売り上げは好調です。

また、全国のオムライスの実食イベント「オムライススタジアム」を開催し、トマトケチャップを更に広く知ってもらうことで販売数を増やしています。

農事業

農事業では、ベビーリーフやトマト等の生鮮野菜の生産販売を主に行っています。

現在保有する大型菜園は14ヵ所で、年間の出荷量は約17,000トンにも及びます。

また、トマト栽培では品質を一定に保つために、その日の天候に合わせ日射量や温湿度等をコンピュータにて徹底的に管理。

今ではトマトだけでも9種類30アイテムを生産しています。

その他の事業

その他にも、カゴメでは国際事業としてトマトの種子開発や生産、商品開発、加工販売等を手掛けています。

研究部門では約7500種類以上のトマトの遺伝資源をデータベース化し、遺伝子組み換え技術を使わずトマトの品種開発に取り組んでいます。

子会社ではトマトや果物の種子を世界85ヵ国に販売しており、海外進出も順調です。

カゴメの歴史

カゴメは今や120年以上の歴史を持つ企業です。

ここでは、カゴメのこれまでの歴史を簡単に見ていきます。

1899 創業者である蟹江一太郎氏が西洋野菜の栽培に着手し、最初のトマトの発芽を見る

1903 トマトソース(トマトピューレ)の製造を始める

1906 トマトソースの生産を始める

1908 トマトケチャップ、ウスターソースの製造を始める

1914 愛知トマトソース製造を設立する

1917 カゴメ印の商標を登録する

1923 社名を愛知トマトソース製造から愛知トマトに変更する

1933 トマトジュースの発売が始まる

1958 アルミチューブの100g入りケチャップが発売される

1959 トマトペーストが発売される

1963 社名をカゴメに変更する

1964 チリソース、トマトソースを発売する

1966 世界で初めてプラスチックチューブ入りのケチャップを発売する

1969 リンゴジュース、ミカンジュースの発売が始まる

1983 ブランドマークを「KAGOME」に変更する

1995 野菜生活100が発売される

2001 「カゴメデリ」が導入される

2004 「野菜一日これ一本」が発売される

2006 「植物性乳酸菌ラブレ」が発売される

2008 トマトケチャップの発売から100周年を迎える

カゴメが属するカゴメグループとは?

カゴメグループは、カゴメアクシスや響灘菜園、いわき小名浜菜園等が属すグループです。

カゴメグループでは地球温暖化の防止活動や水の保全活動、生物多様性保全活動等に取り組んでおり、地域や地球環境の改善にも貢献しています。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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