福田組の年収【2019年最新版】(2ページ目)

創業120年近くの歴史を誇る大手建設会社!魅力の一つは福利厚生の手厚さ?競合会社と比較すると?


福田組の社長や役員の年収

2020年の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員は存在しないとのことでした。

またその他の役員の報酬については、社内取締役8名に対して総額3億1200万円で1人あたり3900万円、社内監査役2名に対して総額1800万円で1人あたり900万円がそれぞれ支給されていました。

このことから、代表取締役社長の荒明正紀氏の報酬は3900万円以上1億円未満であると推測できます。

2021年度は経営スローガンとして「従来の思考にとらわれず、変化に挑戦し、持続的成長企業を目指そう」を掲げており、現在新規事業を展開することを視野に入れて活動しています。

今後新たな分野で収益基盤を確立することによて、役員の報酬も増加していくと予想できます。

競合他社と福田組の年収比較

福田組の競合会社として、五洋建設西松建設等が挙げられます。

それぞれの年収を見てみると、福田組は803万円、五洋建設は838万円、西松建設は836万円でした。

現時点では五洋建設には約35万円、西松建設には約33万円程及びませんでしたが、その差はあまり大きくないことが分かります。

建設業界の平均年収706.6万円と比較しても約96.5万円高いことから、業界内では高水準であると言えます。

近年では人々の防災意識が高まっていることもあり、免震技術や耐震補強等の研究にも注力。

既にマンション・倉庫等の免震建築物の設計・施工も行っており、着実に実績を積み上げています。

今後受注数が徐々に増加するにつれ事業もどんどん拡大し、競合を超える可能性は充分あると考えられます。

福田組の平均年収が高い理由

2017年から2019年にかけての福田組の売り上げ及び経常利益の推移を確認していきましょう。

売り上げは2017年で1084.7億円、2018年で1103.6億円、2019年で1199.6億円でした。

また経常利益は2017年で61.8億円、2018年で64.7億円、2019年で61.3億円と、売り上げは順調に数字を伸ばしていることが分かります。

経常利益も2019年に若干下降しているとは言え、60億円以上をキープしているため安定していると言って良いでしょう。

近年では新型コロナウイルス感染拡大による影響が懸念されていましたが、工事の中断や進捗の遅延等も特に発生せず施工を順調に行えたこと等も業績を支えた要因の一つとして考えられます。

工事の進捗管理等もきちんと行い事業を運営しているためまとまった利益を得ることができ、それに伴い社員の年収も高くなっていると言えます。

福田組が属する福田組グループとは?

福田組グループは、アイティーサポート、朝日舗道、オクミカワ、サイドー、ジオテクサービス等の子会社26社・関連会社6社から構成されるグループです。

グループ企業では、パソコンの導入・運用、道路舗装工事・一般土木工事、計測機器の設置・観測業務等、幅広い事業やサービスを手掛けています。

福田組の採用情報

福田組では現在、新卒採用・キャリア採用を行っています。

各募集要項について詳しく見ていきましょう。

新卒採用

新卒採用では、総合職として現在以下の職種の募集が行われています。

  • 土木部門:施工管理、土木設計(地盤)、土木環境
  • 建築部門:施工管理、設計(意匠)、電気設備、建築技術開発
  • 管理部門:管理、営業

管理・営業系では全学部・学科に所属する方を募集対象としていますが、建築・土木部門では建築・土木等の学部・学科に所属する方が原則対象となります。

しかし新卒採用ページの質問欄を確認すると、農学部・獣医学部等の土木・建築以外の学部・学科出身であっても建築・土木部門で活躍している社員の方もいるとのことです。

自身の所属する学部・学科ならではの知識やスキルを活かすことができると考えられるので、建築・土木部門での活躍を志望する方は選考の際にその旨を伝えても良いかもしれません。

その際、建築・土木部門を志望する理由はもちろん「自身の所属する学部・学科で学んだことをどのように活かすことができるのか」という点についても論理立てて伝えるようにしましょう。

選考は、エントリー→会社説明会→エントリーシートの提出→筆記試験→適性検査→個別面接(複数回)の順で行われます。

残念ながら適性検査についての詳しい体験談等は見られませんでしたが、分野別試験・小論文が実施される予定です。

SPIテスト対策等を中心に行い、準備を万端にして当日臨むようにしましょう。

キャリア採用

キャリア採用では現在、以下の職種の募集が行われています。

各職種ごとに求められる資格や経験等と併せて確認しておきましょう。

  • 建築の施工管理職:一級建築施工管理技士の資格を保有する方
  • 土木の施工管理職:一級土木施工管理技士の資格を保有する方
  • 電気設備の施工管理職:一級電気工事施工管理技士の資格を保有する方、実務経験5年以上
  • 建築 意匠設計・構造設計:一級建築士の資格を保有する方

どの職種も共通して高卒以上の学歴も求められます。

採用予定人数は建築施工管理職・土木施工管理職では10名、電気設備施工管理職・建築 意匠設計・構造設計職では2名とされているので、希望する職種がある場合は早め早めに応募するようにしましょう。

応募は、履歴書及び直近の健康診断書を人事部まで郵便またはメールにて送付することで応募できます。

「メールで送付する場合は件名に必ず『中途採用の申込』と記載するように」との注意書きが見られたので、必ず明記するようにしましょう。

福田組で求められる人材像

新卒採用ページの質問欄には、以下の資質を持ち合わせている方を求めていると記載されていました。

  • 具体的な目標を持ち、主体的に考え行動できる
  • 自己の成長に旺盛な自助努力の精神を持つ
  • 環境変化を敏感につかみとる感性と、変化に対応できうる柔軟な発想をもつ
  • 変化を恐れず、改革・改善の可能性を追求する
  • 一社会人、一組織人としての強い責任感と協調性、高いコミュニケーション能力をもつ

また福田組の行動憲章には「当社が企業活動を行うにあたり、最大の武器は『誠実』であります。」との文言が見られました。

これらのことから福田組では、選考を通して実直さ・主体性・粘り強さ・柔軟性等の有無が見られると考えられます。

「試行錯誤を繰り返しながら目標に向かって成功するまで取り組んだ経験」等の話を通して、自分ならではの強みを伝えるようにしましょう。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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